【書籍:全章セルフレビュー】
今回は自身の書籍『CGクリエイターになるためのポートフォリオ制作の教科書』のセルフレビューを行いたいと思います。
これまでポートフォリオ関連の書籍は沢山ありましたが、「クリエイティブ業界」を目指す方向けという大きなまとまりの中にCGクリエイター向けのページが掲載されているにとどまっていました。
本書ではCGクリエイター(背景モデラー、キャラクターモデラー、アニメーター、コンポジター)のみにフォーカスし、全ページをCGクリエイター目指す方にとって有益なものになるように構成しました。
■目次
第1章 ポートフォリオについて
第2章 レイアウトについて
第3章 色彩について
第4章 テキストについて
第5章 思考の整理
第6章 リファレンス
第7章 デッサン・クロッキー・デザイン画
第8章 ポートフォリオ制作
第9章 印刷に向けたデータ整理
第10章 実例
全10章で構成され、1章~7章まではポートフォリオ制作におけるポイントや作品作りにおける考え方やなどについても触れています。
8章ではAdobe Illustratorを使用し、ラフレイアウトの組み方からポートフォリオ本制作まで手順を追って解説しています。また肥大化してしまったPDFを圧縮する手順についても触れています。
9章ではポートフォリオを印刷する場合の設定などを解説しています。
10章では、内定を勝ち取ったポートフォリオの中から各作品ごとにポイントと共に見開きで掲載しています。書籍のノド(中央の綴じた部分)で少し見にくくなっている部分はあるかもしれませんが、できるだけ大きく掲載するためにこのレイアウトになりました。
それでは全章セルフレビュー↓こちらからです!
【第1章 ポートフォリオについて】
ポートフォリオ全般について解説しています。
そもそもポートフォリオとはなんなのか?ポートフォリオの掲載する内容についてや学校の課題についても触れています。
またポートフォリオを作成するタイミングについても説明しています。
作品制作時の途中のデータなども残しておくとポートフォリオに使用できるので大変便利です!
【第2章 レイアウトについて】
ポートフォリオをA3(横)で作成するメリットや表紙について、視線の流れ、余白の重要性などデザイン的な観点から解説しています。またラフレイアウト制作についても触れています。
【第3章 色彩について】
色彩心理学の観点から、色の持つイメージや色の効果などについて解説しています。また視認性・可読性・識別性意識することで、文字や画像を見やすくすると共に目的の対象物に視線を集めることなどについても触れています。
【第4章 テキストについて】
作品や各画像の説明文に何を書けば良いのかの説明や、ポートフォリオ中でのテキストの役割、フォントやフォントサイズ、カーニングなどの解説も行っています。
また心理的圧迫感を減らすための改行テクニックなどにも触れています。
【第5章 思考の整理】
作品制作時のスケジュール管理の重要性について解説しています。
仕事では常にスケジュールを意識して作業を行うので、学生の内からスケジュール管理を意識して作業を行えることは大変メリットがあります!
また頭の中を視覚化させて説明するマインドマップの使用についても触れています。
【第6章 リファレンス】
リファレンスの重要性などについて解説しています。プロの仕事でもリファレンス集めはしっかりと時間をかけて行います。この部分をしっかりと行うことで、作品のクオリティアップや説得力が増していきます!
【第7章 デッサン・クロッキー・デザイン画】
デッサンやクロッキーなどのアナログな作品はソフトウェアに依存しない部分の能力なのでアピールにつながります!
またデザイン画について触れています。
【第8章 ポートフォリオ制作】
ポートフォリオ制作を手順を追って解説しています。
ポートフォリオ制作に必要な要素の例も記載しています!
またAdobe Illustratorを使用するので、便利な機能なども解説しています。
手順はラフレイアウトの作成から始まり、ポートフォリオの本制作まで順を追って解説しています!
章の最後ではAdobe Illustratorで作成したポートフォリオの書き出しと圧縮方法についても解説しています。
【第9章 印刷に向けたデータ整理】
A3(横)で作成したポートフォリオをA4用紙2枚に印刷する方法について解説しています!
紙媒体での提出を求められた場合に知っておくと便利です!
【第10章 実例】
最終章ではこれまでに指導してきた学生のポートフォリオから各作品ごとに、ポイントと共に実例を沢山掲載しています。背景モデラー、キャラクターモデラー、アニメーター、コンポジターと職種別に掲載しています。
内定を勝ち取ったポートフォリオから抜粋した作品たちなので、沢山のヒントが詰まっていると思います!
CGクリエイターを目指している方やポートフォリオ制作で困っている方は、ぜひ手に取ってもらえたらと思います。
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